私はレジ袋を三角に畳みながら声をかけた。
私が後ろを振り向くと、しっぽが大きくて丸いそれはコロコロ転がっていた。
そう声を掛け、変わらずコロコロ転がり続けるしっぽから目を離し私はレジ袋畳みを再開した。
私が再び振り向くとつやつやしっぽのそれは止まっていた。
私はそう一言だけつぶやいた。
私は畳んだレジ袋と一緒に二匹目のヘヴェリウスをコンテナにしまった。