胸キュンな スペース 製作委員会

_ お客さんがお店を選ぶ権利があるように、お店もお客さんを選ぶ権利があるのよ。

_ オカマを掘られた。

_ ハッ○ン場じゃない方の。

_ 事故を起こしたショックのせいかもしれないが、

相手の茶髪の若い男性が無口で何にも喋らない。

「免許証見せて」と言うと「持ってない」と返ってくる。

「任意保険入ってる?」と聞くと「任意保険ってなんですか?」

と聞き返される。

「やっかいな人にオカマ掘られたなぁ。」と、いつものごとく他人事のように考えながら、同乗者に110番を要請(オイラは携帯電話を持っていなかった)。

その後、相手の自動車ナンバーをメモして、今月で期限が切れる保険会社に電話して、その後の対処を聞く。

加害者・被害者・たまたま居合わせたなど違いはあれど、こういう状況は5回目なので、我ながら慣れた手つきに関心しつつもちょっと呆れる。

程なくしてプラッツなパトカーがやってきて、両者に聞き込み開始。

オイラは掘られた人のなので、さらりと終わり、お巡りさんは掘った方へ。

長い。

なんだかお巡りさんがキレ始めてるな。

たしかに、この兄やんは説教したくなるような態度です。

とりあえず、交番に行って、書類を作りましょうね。

物損事故として終わり、連絡先も交換して、……書いててだんだん腹が立ってきたので以下概略。

交番で一回もこっちを見なかった。

一回も謝らなかった。

帰りがけ、お巡りさんがあんまりな態度の加害者を捕まえて説教をし始めたのを尻目にオイラは「お世話になりました」とお巡りさんに声をかけて車に乗り込んだ。

_ その後、今月で切れる保険代理店に立ち寄って談笑。

加害者は22歳で既婚者なクセに任意保険は親が払っているとの事。

その後保険屋から加害者の兄やんに電話したが、一回も謝られる事はなかった。

_ 悲観してもなんの得にもならんけど、義務教育受けてこれなんだから世も末だな。

淡路島民の人柄のせいもあるだろうけどね。

淡路島の人間って臆病で排他的で自分からは何にもしないクセに文句を言うのが基本ですからね。

日本書紀にもそんな事が書かれてたハズ。

_ 多分向こうから電話が掛かってくる事はないだろうな。